返し方と注意点

学生ローンの返済方法ですが、いくつか注意点があります。
まず、学生ローンによって返済方式が違う点、それと銀行振り込み時に気を付けなければいけない点がありますので、こちらで説明したいと思います。
 
●元金自由返済
●借り入れ金額スライドリボルビング方式
 
学生ローンにおける返済方法は、この2つです。
どちらが得か損かはありませんが、月々の最低返済額に違いがあります。
元金自由返済方式は最低返済額が利息になりますので、月々返済額の負担が軽減されるメリットがある一方、毎月の利息がわかりづらい、返済をあまえると残高がなかなか減らないというデメリットがあります。
 
一方、借入金額スライドリボルビング方式は、借入金額に応じて最低返済額が決定されます。
残高が99,999円までは2,550円、100,000円~199,999円までが5,100円というふうに、10万円増えるごとに2,550円ずつ加算されます。
この方式のメリットは、毎月の返済額が非常に鮮明である事と、確実に残高が減っていくので、利息も確実に減っていくという点です。
デメリットは返済が厳しい時でも、利息のみでもOKというわけにはいかない点にあります。
 
信用情報上の考察
元金自由返済方式は最低利息だけでも構わないので、利息さえ返済していけば信用情報上のトラブルは起きません。
一方、残高スライドリボの場合、毎月一定の元金も返済しなくてはならないので、最低返済額に届かなかった場合、「元本延滞」という特殊な情報が載ってしまう危険があります。
一般的なブラック情報ではありませんが、学生ローンや消費者金融から見ればブラックと同等に見てしまいます。
結果的にローンが組みづらくなりますので、事実上の延滞情報と変わりません。
ただし、元本延滞は一般の消費者金融やクレジットカード会社では実際に行われていますが、学生ローン業界ではまだ実行までは至っていません。
ですが、注意することにこした事はありませんので、念の為、留意しておきましょう。
 
銀行振り込みの返済
銀行振り込みによる返済で注意しなければいけないのが、自分と同じ名前の利用者が他にいないか?という事です。
現在いなくても、今後現れるかもしれません。
これの意味は、自分と同じ名前がいると受け取った相手(学生ローン)は、個人の特定ができない為、入金処理ができないかもしれないという事です。
最悪の場合、そのまま放置すると長期延滞情報が登録されるかもしれません。
これは当然誤情報ですから、後から事実が判明すれば取り消してもらえますが、よりにによって住宅ローンの申し込みをした時に、はじめてそういった事実が判明し、ローンが組めなかったなどという事が起こってしまったりするものなのです。
銀行振り込みでの返済方法は、各社それぞれルールがありますので、そのルールにしたがって振り込みをするようにしましょう。